解剖生理学の問題集や参考書を使ったオススメの勉強法

コタエ

 

追記:イラストを追加しました。

 

こんにちは。

ゴローです。

今回も前回に引き続き「考える技術」についてお話ししようと思います。前回は、答え合わせをする時にマインドマップを使って頭の中を整理して大事なポイントだけ覚える方法でしたね。

 

今回の記事は問題集や試験問題を沢山解いても全然成績が上がらないという人にはとても役に立つと思います。

 

ちなみに前回の記事はこちら

⇒マインドマップを使って情報を整理する

 

問題集や参考書を使ったおすすめの勉強法

では、前回と同様、同じ問題を例にして、違った視点で答え合わせをしてみます。

【問題】

高血圧症の臨床所見でみられないのはどれか。

1.蛋白尿

2.心肥大

3.血中ナトリウム上昇

4.網膜細動脈狭細

 

先にお伝えしておきますけど、この問題の答えは3です。

 

今回は、1つ1つの選択肢を掘り下げて考えてみようと思います。

 

まずは、高血圧症になるとなぜ1の蛋白尿になるのかを考えます。

この「なぜ」を考えるのが重要です。

 

「なぜ」の部分を教科書で調べてノートにまとめることが勉強です。

「なぜ」を考えずに次々と答え合わせをしても一向に実力は伸びません。

 

そして、なぜの部分を論理的に考える上で役立つのが矢印です。

なので、ここから矢印マークに注目して読んでみてね。

 

 

高血圧になるとなぜ蛋白尿になるのか?【選択肢1】

高血圧の状態が続くと血管内皮に強い圧力が加わる。

血管内皮が障害される。

腎臓の糸球体(毛細血管の塊)も傷害される。

傷害された糸球体では、血液の中の蛋白質がこし出されてしまう。(正常な糸球体では、基本的に蛋白質などの大きな物質は濾過されません。)

蛋白尿が出る。

(追記:矢印を使って整理した内容をイラストにすると大きく理解度がアップします。僕の普段のTwitterやInstagramのイラストは、このようにして作成しているのです。)

 

このはじめと最後の赤文字間の文章を矢印マークを使って、1つ1つ順序立てて考えていきます。問題集の解説とかを読んでも結構省略されていますので、自分で矢印を使って曖昧な部分をはっきりとさせることで考える力が飛躍的に伸びます。

 

問題集を解いても成績がなかなか伸びない人は、このなぜの部分が曖昧なまま放ったらかしている状態です。 自分では意外と理解していると思っていても、書きだしてみると全然理解していなかったことに気づくはずです。

 

ちなみに、矢印マークは日本語に置き換えると「するとどうなる」です。

自分でブツブツ言いながら次々考えてみてください。

 

 

 

高血圧になるとなぜ心肥大になるのか?【選択肢2】

高血圧になると、心臓はその高い血圧に打ち勝って全身に血液を運ばなければならなくなる。

↓(するとどうなる)

心臓には大きな力が必要となる。

↓(するとどうなる)

心臓の筋肉が肥厚する(心肥大)

 

これは簡単ですね。答えまで辿り着くのが一瞬です。このように、同じ問題の選択肢の中でもすぐに答えにたどり着けるものもあります。

 

ちなみに、心肥大の後に、矢印を付け加えると、

心臓の筋肉が肥厚する(心肥大)

心肥大が続くと心臓のポンプが弱まる

心不全

となります。

このように矢印を使って考えると色々なことが結びついてつながっていきます。

 

高血圧になるとなぜ網膜細動脈狭細になるのか?【選択肢4】

高血圧が続くと血管がその圧力に耐えるため、血管壁が厚く硬くなる(動脈硬化)

血管の内腔が狭くなる

網膜症になる(網膜内に張りめぐらされている細い血管の障害)

言いかえれば、高血圧性網膜症。

網膜細動脈狭細になる

 

 

高血圧になっても血中ナトリウム上昇にはならない【選択肢3】

高血圧が続くと腎障害がおこる(これははじめに説明した通りです)

尿細管でのナトリウムが再吸収されない

ナトリウムは尿中に多く排泄される

低ナトリウム血症

 

よって、高血圧になることと血中ナトリウムの上昇はイコールではないと言うことですね。

細かく言えば、他にも原因があるのですが、自分で矢印を使って答えを導き出し、納得することが大切です。

 

これは、地道な方法ですが、確実に考える力が養われるのでオススメです。

慣れたらこれもすぐ出来るようになりますよ。

さらに、イラスト(下手くそでも良い)をちょいと添えるだけで、知識の定着率がアップするだけでなく、復習するときにも一瞬で記憶が蘇ってきます。

 

そして、イラストを描くことで、ガチガチに煮詰まった頭がフワッと緩むのです。

ま、気分転換にもなるんですよ。笑

 

論理的に考えるとか言われたら、難しく感じますけど、矢印を使って次にどうなる?とたどって行けば答えにたどり着けます。

 

逆に、途中で矢印の先の文章が浮かばなくなったら、そこが自分が理解していないところだと認識できるわけです。

 

分からない所が分からない状態と分からない所が分かっている状態では大きな差がありますからね。

 

前回の記事は俯瞰して答えを導き出すマクロ的な考え方の説明で、今回は1つ1つ目の前の言葉を論理的にたどって答えに到達するミクロ的な考え方です。

たどり着く答えは1つです。

どちらが優れているとかではなくて、行くルートが違うだけです。

 

これからまた時間がある時に、色々な例を使って説明しようと思います。

興味がある人はメルマガも読んでみてください。

 

特に今回の記事の考え方が身につくと、生理学を勉強しているのに、他の教科の成績も上がりはじめますよ。

 

さらにこの考え方は、学校の試験だけでなく仕事でも使える考え方ですので、是非身に付けてみてください。

 

p.s.

高血圧は、WHOの分類で収縮期血圧140以上または拡張期血圧90以上だということもついでに押さえときましょう。

これは、ゴロで大丈夫です。

高血圧の覚え方

「高血圧で医師をくれ。」

医師を→140

くれ→90

ですね。

これも試験でよく出るので覚えときましょう。

 

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