今回は、
もしも、僕が1年生に戻って、初めから解剖生理学を学ぶならどういう事に気をつけて学習するか?・・・という視点で記事を書こうと思います。
なので、この記事は、
・解剖生理学の勉強を始めたばかりの1年生
・解剖生理学の授業についていけてない2,3年生
を対象として書いてます。
「解剖生理学のはじめの一歩」です。
まず僕がはじめに言っておきたいことは、解剖生理学は医療学生にとって「全ての教科の基礎」となるものであるということ。
解剖生理学をおさえることで、全ての教科の理解度が格段にアップします。
でも、解剖生理学って難しいですよね?
「何から勉強して良いのか分からない」という質問をメルマガ読者さんからよく頂きます。
そんな勉強し始めたばかりのウブな解剖生理学初心者のあなたに今回この2つのことを意識してもらいたいと思います。
・フレームワークを作る(パズル理論)
・学んだことは即アウトプット(クッキング理論)
じゃー、さっそく1つずつ説明していきます。
フレームワークを作る(パズル理論)
フレーム−クとは、思考の枠組みのことです。
まず想像してみて欲しいんですけど、パズルを組み立てる時って、どこから組み立てますか?
・・・そうです。端っこからですよね。
まずは沢山あるピースの中から、(ポッチが少ない)端を形作るピースから集めていくはずです。
なぜなら、他のピースと違って特徴的な形をしていて見つけやすいから。
ですよね?
そして、ポッチが少ないピースを選んで外枠を完成させると、残った他のピースも次々と繋がるようになります。
これをもし外枠から作らず、1つ1つのピースをガチで組み合わせていこうとすると、
膨大な時間がかかります。
いつまで経ってもパズルが完成せず途方に暮れてしまいますよね?
つまり、勉強をするときもこのパズルの仕組みをイメージしてみて下さい。
大量のパズルのピースを見てどこから手を付けて良いのか分からない。
解剖生理学を全く理解しておらず、どうやって勉強すれば良いのか分からない。
↓
まずは端を形作る見つけやすいピースから集めよう。
まずは「簡単な参考書」を読んで解剖生理学の基礎的な知識を身につけよう。
↓
外枠が完成するとつぎつぎとピースが繋がりだす。
解剖生理学の「基礎的な知識」が身につくと枝葉の部分まで理解できるようになってくる。
この流れです。
この流れが一番効率的に知識が身に付きます。
ここで大事なのは、簡単な参考書を読んでまずは「前提知識」(端を形作るピース)を増やしていくということです。
前提知識を足がかりに次の知識のピースをつなげていくのです。
(いきなり複雑な形をしたピース同士をつなげようとしても圧倒的に効率が悪くなりますよね?)
そこでどの参考書を選ぶのが良いのかって話になってくると思うんですけど、すごく簡単に書かれているやつをまずはざっと読むのが良いと思います。
オススメとしては、
「これ内容浅くない?」
「情報量少なくない?」
くらいのものが丁度良いと思います。
情報量が少ないってことは、それだけ大事な要点に絞って書かれているということです。
ぶっちゃけ情報量が少ない参考書を読んでも試験の点数はすぐには伸びません。
ただ、僕らがまず初めにするべきことは、
解剖生理学の「基礎知識」を増やし「医療用語」に慣れていくことです。
つまり、端っこを形作るピースを集めていくってことです。
直接試験の点数に反映されなくても、「基礎知識」があればあるほど、学校で学ぶ解剖生理学の授業が理解できるようになります。
つまり解剖生理学の土台となる知識が「簡単な参考書」から得られるのです。
学校の授業が理解できれば、
結果、試験の点数もアップしますしね。
パズルのピースがどんどん繋がっていき、ある時、ふと「何の絵」のパズルか分かってくるようなものです。
さて、
ここで僕が解剖生理学を学ぶ上でオススメする書籍を2つ紹介します。
これは、最近購入した中では一番分かりやすかった本。
生理学の仕組みがざっくりと学べます。
そして、もう1つ。
これ少し前に読んだんですけど、結構、医療用語も覚えられるから良いですよ。
まずは、こういう漫画を読む方が気楽に勉強できて良いんじゃないかなと思います。
今回、簡単な参考書を読む目的は、医療用語に慣れ親しむためです。
解剖生理学初心者は是非参考までに。
もう1つ解剖生理学を勉強する上で意識すること。
・学んだことは即アウトプット
についてはまた今度書こうと思います。
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