こんにちは。ゴローです。
前回の記事で、
「もしも、僕が1年生に戻ったならどういう事に気をつけて勉強するか?」
という切り口で記事を書きました。
解剖生理学勉強法〜はじめの一歩(パズル理論)
今回はもう1つの方法である
・学んだことは即アウトプット(クッキング理論)
を紹介しようと思います。
学んだことは即アウトプット(クッキング理論)
解剖学(または生理学)の授業を受けて、「よし分かった」と思っていても実際に試験を受けると悲惨な結果になることってありますよね。
答え合わせをして、「何でこんな簡単な問題を間違ってしまったんだろ?」って首をかしげてしまうことってありますよね?
でも、これって勉強して分かった気になっているだけで、まだ理解出来ていない状態です。
この図で言うと、「知っている」だけの状態です。
「知っている」と「理解している」の差はとても大きいのです。
なので、試験で間違えた問題があれば、その問題に関しては、まだ理解できていないんだなという事を認めましょう。
素直に認めることで初めて
「今の自分の実力」が分かります。
自分の実力が分かって初めて
「やるべき事」が見えてきます。
で、話が逸れたので戻しますと、
授業で学んだところは即問題集(または過去問)を解くことで知識が効率よく身に付きます。
授業で学んだことは忘れる前に即アウトプットすることが大切です。(理想はその日のうち)
なぜすぐに問題集を解くと良いのかというと、その理由は2つあります。
1つは、自分がその分野をどのくらい理解しているか確認できるということ。
そして、
もう1つは、問題集を解くことで「新たな問い」が生まれるということ。
「新たな問い」は、「疑問」と置き換えても構いません。
「なぜ」そうなるのか?という疑問です。
教科書を漠然と読んでも頭に入ってきませんが、「問い」を立て意識して読むことで「この疑問を解決しよう」というアンテナが頭の中に立ち上がります。
(脳は、疑問に対し自動的に答えを探しに行く機能を持ってます。)
そうすると乾いたスポンジに水が吸収されるがごとく、教科書から今自分が必要としている情報が抽出できるのです。
アンテナに知識がどんどんくっついていく感じかな。
ここでちょっと、想像してみてほしいんですけど、
料理本を読むだけでは、美味しい料理って作れませんよね?
料理本を読んだ後、料理を実際に自分で作ってみることで初めて料理の腕が磨かれていきます。
そして、料理をすると新たな「問い」が生まれますよね?
料理本に書いているよりももう少し醤油を入れた方が美味しくなるんじゃないかな?
みたいな感じで色々と考えるわけです。
さらに料理を沢山作ることでオリジナルの味付けも考えることが出来る、つまり応用力がついていくのです。
これは勉強も同じでインプットした知識は即アウトプットすることで初めて知識が定着します。そして、これを繰り返すことで実力がつき応用問題のような少しひねった問題にも対応できるようになるのです。
ということで、勉強を強引に料理に例えてみたんですけど、
これを「クッキング理論」と名付けようと思います。
・授業で学ぶ・教科書を読む(インプット)
・問題集を解く(アウトプット)
このインプットとアウトプットをいつもセットにして勉強してみて下さい。
インプットばかりするよりも圧倒的に早く知識が身に付きますよ。
多くの人は試験前に慌ててアウトプットに集中します。
学んだことは忘れる前に即アウトプット。
料理本を読んだらすぐ作る。
このクッキング理論を意識してみてください。
前回の記事の「パズル理論」と今回の「クッキング理論」。
この2つを是非、解剖生理学初心者は意識してみてください。
解剖生理学勉強法〜はじめの一歩(パズル理論)
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