白血球の種類と働き【後編】

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YouTube動画の要点書き起こし

前回の記事で骨髄系幹細胞から分化する白血球の説明をしました。

今回は、リンパ系幹細胞から分化するリンパ球の種類と働きを見ていきます。

 

赤ちゃん細胞である造血幹細胞は分化して未熟リンパ球になる。

未熟リンパ球はさらに分化して未熟B細胞になり、成熟B細胞となる。

成熟B細胞は血流に乗って二次リンパ組織である脾臓でさらに成熟する。

一方、未熟リンパ球から分化した未熟T細胞は、胸腺で成熟し、成熟T細胞になる。

さらに、成熟T細胞は、ヘルパーT細胞や細胞傷害性T細胞に分化して、血流に乗り二次リンパ組織であるリンパ節などに移動する。

 

体内に病原体が入ってきたら、樹状細胞がその病原体を食べて分解する。

そして、その異物の断片である抗原をナイーブヘルパーT細胞に提示する。(抗原提示)

ナイーブヘルパーT細胞が抗原を受け取り、「コイツは体内にとって有害なやつだ」と判断したら、活性化して増殖し、エフェクターヘルパーT細胞に分化する。

 

また、

樹状細胞は、ナイーブ細胞傷害性T細胞にも抗原を提示する。

さらに分化したばかりのエフェクターヘルパーT細胞の刺激も受けて、ナイーブ細胞傷害性T細胞は活性化して増殖し、エフェクター細胞傷害性T細胞に分化する。

分化したエフェクター細胞傷害性T細胞は、体中をパトロールし、ウイルスに感染した細胞を見つけると細胞ごと破壊する。

一方、増殖したうちの一部のエフェクターヘルパーT細胞は、リンパ節→リンパ管→血液を流れてマクロファージが病原体と戦っている場所に行く。

そこでマクロファージは、病原体の断片をヘルパーT細胞に提示する。(抗原提示)

ヘルパーT細胞が抗原を危険なものと認識するとサイトカインを放出し、マクロファージや好中球を活性化させる。活性化したマクロファージと好中球の貪食能は高まり、病原体をどんどん食べていく。

一方、リンパ節で待機しているB細胞のもとにも病原体がやってきた。

B細胞は受容体で抗原をキャッチし、食べて消化する。

食べた抗原の断片をリンパ節にいるエフェクターヘルパーT細胞に提示する。(抗原提示)

ヘルパーT細胞は、「あっ、これは、さっき樹状細胞が教えてくれた病原体と同じ悪いやつだ」と認識する。

 

するとヘルパーT細胞は、サイトカインを放出してB細胞を活性化する。

B細胞は増殖して、形質細胞(抗体産生細胞)に分化する。

形質細胞は、表面にくっついている抗原受容体を抗体(免疫グロブリン)に作り変える。

そして、抗体を病原体に発射する。

抗体は、病原体の毒性を無毒化する。

 

また一部のB細胞は、メモリーB細胞となり、

今回、出会った病原体がどんなやつだったか記憶する。

同じ抗原をもつ病原体が再び侵入してきた時にすぐに大量の抗体を発射して病原体をやっつける。(二次免疫応答)

一度、かかった感染症に二度目にかかりにくいのは、メモリーB細胞やメモリーT細胞が病原体を記憶しているからである。

動画の一部をブログ記事にしました。

YouTubeではさらに詳しく説明してます。

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