今回は前回の続きで
白血球の自然免疫と獲得免疫について
書こうと思います。
結構、こんがらがって分かりにくいところなので
強引なんですけど
白血球のそれぞれの名前を
ドラえもんのキャラクターに照らし合わせて
説明しようと思います。
（それの方が記憶に残るからです。）
まずは全体像
前回の記事で青色の部分で囲った部分を説明しましたので
今回は、赤色で囲った部分を説明します。
前回の記事
この赤色で囲った部分をさらに展開して
細かく整理すると
こうなるわけです。
今はまだピンと来ないかもしれませんが
この記事を読み終わった後は、
この図がずっと
身近なものになるでしょう。
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自然免疫と獲得免疫の理解ができない一番の原因は、
覚える細胞が沢山あって
１つ１つの細胞の役割がこんがらがってしまうからです。
それは、
興味がないアイドルグループのメンバーの
1人1人の名前と特徴を覚えるようなものです。
だから、
１つ１つの細胞に興味を持つことが
記憶に焼き付けて理解するための
一番の近道となるわけです。
ということで １つ１つの細胞を身近に感じるために
ドラえもんのキャラクターに当てはめて
考えてみましょう。
あなたが今回覚える登場人物です。
1人変なやつ（ウルトラマンタロウ）が混じってますけど
前回の記事で
好中球はウルトラマンタロウとして例えたので
このまま好中球として演じてもらいましょう！
では、これらを使って
自然免疫と獲得免疫のしくみを
説明しようと思います。
自然免疫
自然免疫という言葉を聞いたら
頭にこの絵を思い浮かべましょう。
絵がインパクトありすぎですよね（笑）
でも、このくらいインパクトある方が頭に焼き付きます。
まず、
細菌やウイルスなどの抗原（ここではネズミで表してます）が
身体の中に入ってきたら、
好中球とNK細胞とマクロファージが真っ先に攻撃にいきます。
ウルトラマンタロウ（好中球）は、
ジュワッチと血管から飛び出し、
敵に向かって走り、食べて、消化し、最終的には膿になります。
（詳しくは前回の記事参照）
ジャイ子（NK細胞）も
ナチュラルキラー細胞というだけあって
抗原を見つけたら、待ってましたとばかりに攻撃を仕掛けます。
（ナチュラルキラー→自然にころす）
よく笑うことで免疫力が上がるって話があるじゃないですか？
あれって、笑うことによって、
NK細胞が活性化されて敵をどんどん攻撃をするからなんです。
なので
友達と喋って笑って、
身体の中のジャイ子を調子に乗せて、
どんどん抗原を攻撃してもらいましょう！
【参照】笑いながら攻撃するジャイ子
はい、
そして、ジャイアン（マクロファージ）。
マクロファージは、単球が分化したものです。
大食細胞と言われるだけあって、
抗原を見つけたら、
フルボッコにして食べて消化します。
マクロファージは全身に存在するんですけど
存在する場所によって名前が変わります。
肺にいるのは、肺胞マクロファージ。
肝臓にいるのは、クッパー細胞。
（そういえば、スーパーマリオに出てくるクッパって
なんとなくジャイアンに似てるよね。
クッパはジャイアンの一種そんな感じで
関連付けて覚えときましょう。）
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さて、
もう一度振り返ってみましょう。
抗原（ネズミ）が身体に侵入してきたら、
ウルトラマンタロウ（好中球）とジャイアン（マクロファージ）が
ネズミをボッコボッコにして食べて消化（リソソームにて）します。
彼らは、食べて消化をするので貪食細胞と呼ばれます。
さらに、
ジャイ子（NK細胞）が抗原に攻撃をしかけ破壊します。
ジャイ子は消化はしません。
ただ破壊するだけです。
なので
細胞傷害性リンパ球の一種と呼ばれています。
このジャイアン兄弟とウルトラマンタロウは、
抗原を見つけると真っ先に、
そして無差別的に攻撃をするので 非特異的免疫と呼ばれます。
（特異とは、特別に他と異なっていること。
つまり、 非特異とは、他と異なっていないということ。）
これが自然免疫の仕組みになります。
しかし、この話には続きがあったのです・・・。
自然免疫だけでは、
対応しきれない抗原を何とかするために
ジャイアンはついにドラえもんの力を借りることにしました。
次回ついに、ドラえもんの登場か！？
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