こんにちは。ゴローです。
今回も一瞬で記憶に焼き付ける方法を紹介しようと思います。
ひっかけ問題とはどういうものかという視点が手に入りますんで、最後まで読んでみてください。
では、いつものように問題を解いてみましょう。
【頻出問題】
パーキンソン病の典型的な症状として適切でないものはどれか?
1.何かしようとした時に手が震える
2.動きがおそくなる
3.体のバランスがとりづらくなる
4.筋肉が硬くなる
今回の問題は少しひねりがあります。
でも、鉄板のひねり方なのでよく出題されます。
どのようにひねられているかそれも含めて覚えて、また1段レベルアップしましょう。
[ad#ad-1]はい。ではシンキングタイム終了です。
この問題を解くことができたでしょうか?
まず、この問題は何を問うてるのでしょう。
そうです。パーキンソン病の4徴候です。
この問題の出題者は、もちろんパーキンソン病の4徴候は覚えてるよね?その上でひねりをきかせてもらうよ。と考えているわけです。
なので、パーキンソン病の4徴候は覚えたことを前提でさらに一歩深く問うてきてるんですよ。国試では鉄板の出題の仕方ですね。
では、パーキンソン病の4徴候を覚えていない人は、この際、一瞬で覚えてやりましょうよ。
では、さきほど作成した語呂絵を貼り付けときます。
パーキンソン病の4徴候は、これです。
(こんな紳士の店員がスーパーで働いてたら、このレジだけめっちゃおばさま達が群がるよね。でも、パートなんだって。超ミステリアスな人やわぁ。)
みたいな感じで、ストーリーも一緒に覚えるとなおさら記憶に残ります。
ストーリー記憶ってやつですね。
ストーリー記憶は、自分が覚えやすいように勝手に妄想して良いんですよ。
さてさて、このパーキンソン病の4徴候を覚えた上で、さきほどの問題を振り返ってみましょう。
すると、このように当てはめることができます。
【頻出問題】
パーキンソン病の典型的な症状として適切でないものはどれか?
1.何かしようとした時に手が震える(振戦)
2.動きがおそくなる(無動)
3.体のバランスがとりづらくなる(姿勢反射障害)
4.筋肉が硬くなる(筋固縮)
あら?
全部当てはまるぞ!全部正解じゃないのか?と思うじゃないですか?
簡単な問題なら明らかに1つ違うものがあるんですけどね。
ここでやってしまいがちなのが、無動を動かないものと捉えてしまい、2の動きがおそくなるを選んでしまうこと。
でも、無動は全ての動作が遅くなることを言うんですね。
だから、これは適切なので✕。
では、答えはどれなのかというと、1の何かしようとした時に手が震えるです。
実は、これって振戦なのですが、企画振戦というやつなんですね。
企画振戦は小脳の障害で現れる症状です。
パーキン病に現れる振戦は安静時振戦です。
これは何もしないでじっとしている時に現れる振戦です。
このひっかけ問題すごく出題されるので覚えて下さい。
- 企画振戦⇒小脳の障害
- 安静時振戦⇒パーキンソン病
覚え方は、またこじつけなんですけど、
さきほど見た語呂絵に情報を付け加えて、
「パート勤務の安全な紳士」と覚えときましょうか?
もちろん、安全な紳・・・安静時振戦のことですよ。
ストーリー記憶としては、
(あの紳士、おばさま達にモテるけど、絶対にお客さんには手を出さないのよね。そこが、また紳士やわぁ。)
とイメージをつけ加えておきましょう。
今回はひねりをきかせた問題を深堀りして解説しました。
試験問題を答え合わせする時に、ひねり方にも意識を向けることで、さらに得られる知識が増えるでしょう。
僕が成績を上げるのは、問題をひたすら解くのが手っ取り早いというのは、こういったひねった問題にひねられた経験を沢山積めるからです。
ひねられたら記憶に残りますからね。
教科書をしっかり読んで準備が万全で問題を解く人は、意外とこういった問題につまずいたりします。
どうせ、ひねられるなら早いほうが良いよってことです。
効率的な勉強法とは、言うなれば、短期的に成長するってことです。
早いうちに沢山失敗して、どんどん成長しましょう。
大事な試験でひねられないようにね。
と言ってもあくまで僕の考え方ですので、気に入ったら、是非こういった視点も取り入れてみてください。
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