「右脳を使った勉強法」
こんにちは。
ゴローです。
僕は常々メルマガで図解を使った勉強法をオススメしているんだけど、
なぜ図解を使うと理解度が上がるのか今回は体感してもらおうと思います。
まぁー図解を作成せよと言われたら
小難しい感じがするかもしれないけど、
要は落書きレベルで良いんです。
今日授業で学んだことを
絵を使って表現するだけです。
絵のクオリティは問いません。
自分が見て分かれば良いのです。
ノートの端っこにちょちょいと
落書きレベルの図解を作成するだけで一気に知識の吸収力が上がるので
是非やってみてください。
では、実際に僕がどのような落書きをしながら
授業で習ったことを理解していたか説明してみようと思います。
静脈還流量の覚え方
例えば、静脈還流が促進される要因を覚えることとしましょう。
(ちなみに静脈還流量とは心臓に戻る静脈血液量のことです。)
【静脈還流は以下の要因によって駆動される】
①心房内圧低下時に血液が心房内に吸引される。
②静脈弁が血流の逆流を防いでいる。
③骨格筋の収縮・弛緩が静脈内の血液をポンプのように押し出す。
④吸息時に胸腔内圧が低下することで血液が胸腔内に吸引される。
代表的なのは、この4つ。
これ文章だけ読んでイメージ湧きますか?
僕はよう分からんのですよ。
まあー頑張って覚えたところで、時間が経てば忘れるでしょうね。
実際に僕は授業で先生からこの文章だけを見せられ、
ここ大事だから絶対に覚えておくようにと言われました。
そこで僕はどうにか理解しようと思い、
この文章を絵で表現出来ないだろうかって考えたんです。
そこで描いた絵がこれ。
①心房内圧低下時に血液が心房内に吸引される。
②静脈弁が血流の逆流を防いでいる。
③骨格筋の収縮・弛緩が静脈内の血液をポンプのように押し出す。
もちろん解剖学的には、かなり欠点がある絵だけど、
自分が分かれば良いんです。
心臓に静脈血が戻っている様子がイメージできれば良いんです。
ちなみに、③筋肉ポンプ
を見てもらえば分かると思うんだけど、
骨格筋が収縮・弛緩を繰り返し静脈血が心臓に戻されます。
立ちっぱなし、座りっぱなしが続くと、
下肢で静脈還流が滞り、
静脈内の圧力が上がり、
血管外へ血漿が滲み出します。
これがむくみの原因。
じゃー、むくみを解消するのには、
どうすれば良いかと言ったら、
歩いて下肢の筋肉を収縮・弛緩させれば良いわけですね。
これも上の絵を見るとなんとなくイメージが湧くよね。
では、最後の1つ。
④吸息時に胸腔内圧が低下することで血液が胸腔内に吸引される。
を絵で描くとこうなりました。
なぜ胸腔内圧が低下すると静脈が拡張して心臓への流入血液が増加したのでしょう?
分かりますか?
こういう時は、言葉を1つ1つ噛み砕いていけばよいですよ。
内圧とは?
内側からの圧力。
では、胸腔内圧とは?
胸腔空間内の内側からの圧力のこと。
ここで例えてみようか。
胸腔内圧が上昇するとは、
満員電車のようなもの。
ギュウギュウで圧力凄そうでしょ。笑
電車(胸腔)内圧が上昇するとはこんなイメージ。
一方、胸腔内圧低下とは、
ガラガラの電車のようなもの。
ガラガラ。
電車(胸腔)内圧低そうでしょ。笑
電車内圧が低かったら、
思いっきり両手を広げて、リラックスできるじゃないですか。
それと一緒で胸腔内圧が低下したら、
周りから圧迫されないため静脈も伸び伸びと拡張できるんですよ。
(あくまでイメージです。)
静脈が拡張すると静脈内の血流量も増え、
心臓への流入血液が増えるのも分かりますよね。
ちょっとこじつけだけど、
こんなイメージが頭にあれば、
試験で胸腔内圧がうんたらかんたらで迷うことはなくなるんじゃないかな。
息を吸う→横隔膜が下がる→胸腔内の体積が増加(車両が増える)→胸腔内圧低下(電車内圧低下)→静脈拡張→心臓への流入血液が増加する。
こんなイメージです。
まー邪道ですね。この考え方は。
先生には言わないでくれよな。
※
このように、教科書に書いてある文章を絵で描くだけで、
一気に理解度が上がりますし、記憶にも定着しやすくなります。
なんか教科書読んでもよく分からんわーって時は、
文章を読みながら絵を描いて見ると良いですよ。
見える景色が変わるはず。
最後に、
今回の記事を踏まえて問題を問いてみてください。
今のうちに解くと知識が定着しますよ。
【問題1】静脈還流を促す因子でないのはどれか。 1.静脈弁による逆流防止 2.骨格筋の収縮によるポンプ作用 3.右心房内圧の上昇 4.吸息時の胸腔内圧低下
【問題2】静脈還流が促進される要因でないのはどれか。 1.呼 息 2.静脈の弁 3.歩行運動 4.心房内圧の低下
問題1の答え 3
問題2の答え 1
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