こんにちは。
ゴローです。
神経系を勉強するとき、
最初にほぼ全員がつまずくのが「分類」です。
脳、脊髄、脳神経、脊髄神経、
体性神経、自律神経……。
似た名前がたくさん出てきて、
どこから整理すればいいか
わからなくなりやすい分野です。
神経系は、3つの軸を押さえるだけで
驚くほどスッキリ整理できます。
その3つが、
- 中枢と末梢
- 構造による分類
- 機能による分類
順番に見ていきましょう。
目次
神経系は「中枢」と「末梢」に分かれる
神経系は、大きく2つに分類されます。
中枢神経系と末梢神経系です。
中枢神経系とは、脳と脊髄のこと。
情報をまとめ、判断し、命令を出す「司令塔」です。
木に例えるなら、幹の部分。
一方、末梢神経系は、
脳や脊髄から体の各部へ伸びていく神経のこと。
同じ木の例えでいえば、枝葉の部分です。
つまり、
- 中枢神経系 → 情報処理の中心
- 末梢神経系 → 情報を伝える連絡網
この役割分担が、分類の出発点になります。
試験頻出|「脳神経」は中枢神経じゃない
ここが、試験でいちばん狙われるポイント。
「脳神経」は、中枢神経ではなく末梢神経です。
名前に「脳」とついているので、
中枢神経系に入れたくなる気持ち、わかります。
でも、脳神経は
「脳から出て、顔や頭部、内臓へ向かう神経」。
つまり、中枢から体へ情報を届ける連絡係です。
だから末梢神経系に分類されます。
- 脳神経 → 12対(嗅神経、視神経、動眼神経、三叉神経、顔面神経、迷走神経など)
- 脊髄神経 → 31対
脳神経も脊髄神経も、
どちらも末梢神経系に含まれる。
ここだけは外さないでください。
末梢神経は「構造」と「機能」で分類できる
末梢神経は、2つの視点で分けられます。
① 構造による分類|どこから出ているか
- 脳から出る → 脳神経
- 脊髄から出る → 脊髄神経
物理的な出どころで分ける、シンプルな分類です。
② 機能による分類|何を担当しているか
- 体性神経系:感覚・運動を担当
- 自律神経系:内臓・血管の調整を担当
体性神経系は、さらに感覚神経(体→中枢)と
運動神経(中枢→筋肉)に分かれます。
痛みを感じる、手足を動かす、といった
「自分で意識できる働き」を担当しています。
自律神経系は、さらに交感神経(活動モード)と
副交感神経(休息モード)に分かれます。
心臓の拍動、胃腸の動き、発汗など、
自分の意思でコントロールしにくい働きを調整する神経です。
大事なのは「同じ神経を別の角度で見ている」こと
ここだけは誤解しないでください。
「脳神経・脊髄神経」と
「体性神経・自律神経」は、
別々の神経ではありません。
同じ末梢神経を、
「どこから出ている?」と「何をしている?」
という違う質問で見ているだけです。
試験で押さえるべき3つのポイント
最後に、試験で必ず問われる3点をまとめます。
- 中枢神経系は「脳と脊髄」だけ
- 脳神経は、名前に「脳」とついても末梢神経
- 「構造」と「機能」は別の視点の分類
この3つは、国試でも定期試験でも
形を変えて何度も問われます。
まとめ
神経系の分類は、一見すると複雑に見えます。
でも、整理の順番さえ間違えなければシンプルです。
- まず「中枢」と「末梢」に分ける
- 次に末梢神経を「構造」で分ける(脳神経/脊髄神経)
- さらに末梢神経を「機能」で分ける(体性神経系/自律神経系)
この順番で頭を整理してみてください。
細かい神経の走行や働きに進むのは、そのあとで十分。
全体マップが頭に入った状態で勉強すると、
理解も記憶への定着もぐんとスムーズになりますよ。
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